がるろぐ

アラサーにして発達障害(ADHD・ASD)と診断された女の生き様をここに記す。

わたしの職場がADHDに向いている6つの理由

こんにちは!ガル山です。

 

本日このようなTweetをしたところ、大変反響がありました。

 

 

はい。報酬系死んでるので、こんなに反響頂かなかったらこの記事も書いていなかったことでしょう…。

 

ということで、今日はわたしがうつ病オープン・発達クローズの一般雇用でパートをしている会社について書いていきたいと思います。

 

 

まずは、なぜうつ病オープンで働くに至ったかという点から話したいと思います。

興味ない方はすっ飛ばしてください。

 

大前提として、今の会社って出戻りなんです。

今から7年ほど前まで5年間アルバイトで働いていたんですね。

短期のアルバイトから入り、短時間パートを経て、フルタイムの契約社員までやりました。

なぜ辞めたかといえば、そうです。うつ病になったんです。ハハハ。

 

働いていた当時震災で被災し、その震災後のあまりの忙しさでフルタイムの契約社員になったのですが、苦手な数字メインの仕事の担当者・責任者になったのがきっかけでした。

 

わたしが発達の診断をもらったのが3年ほど前になるので、当時は自分の特性から数字が苦手だとは知る由もなく。

また わたしはASDもあるので、環境の変化でも結構ダメージを食らっていたんでしょうね。

 

そんなこんなでうつ病になり、紆余曲折あって会社を辞めることになりました。

 

 

そして昨年末、そろそろ働きたいなと思っていた時、7年ぶりに店舗に買い物に行ったんです。

それまでは辞め方が辞め方だったので行けなかったんですが、急に踏ん切りがついたんですよね。

憑き物が落ちたというか。

 

そこで偶然当時を知るパートさんがたまたま接客をしてくれたんです。

そして運命の一言。

「今人足りなくて大変なんですよ~」と!

これは経験あるし、戻るほかなかろうと、恥も何も捨てて短期のアルバイトに応募し、採用頂き今に至るんですねえ。

 

で、大前提の話がおわりました。

 

で、前提。

なぜうつ病をオープンにしたのか。

 

雇用契約を結ぶ際の用紙に、持病の有無を尋ねる欄があったんですね。

重いものを持ち運びする仕事でもあるので、腰痛などある人にはやはり配慮をしなければないですから、そのための設問でした。

 

正直、うつ病発達障害も隠そうと思えば隠せます。

うつ病は8~9割治ってると言われているし、発達障害に関しては特性を理解した今なら自分で自分のフォローができます。

 

ただ シフトの休み希望を提出する際に理由を聞かれたら…さすがに嘘はつけないし、あとからバレて信用を失うのが怖かったんです。

それにうつ病と言って弾いてくるような会社なんて働きたくないですからね。

 

そこで正直に書類に『うつ病(8割寛解)』と書き、オープンにするに至ったわけなのです。

 

正直ダメなんじゃないかとドキドキだったのですが、店長から「何か配慮できることはありますか?」と声をかけて頂いたんです。

うれしい誤算でした。

そこで正直に5連勤はキツいこと、朝よりも夜がいいことを伝えたところ、その点での配慮が受けられるようになりました。

ぶっちゃけ店側も土日祝と夜出られる人を探していたので、利害が一致したんですね。

 

そんなこんなでわたしのうつ病オープン一般就労は幕を切ったわけなのでございます。

 

 

 

さてさて 前提のお話がだいぶ長くなりました。

それでは本題のわたしの職場がADHDに向いている6つの理由、行きたいと思います!

 

①体を動かすのがメイン

 

この仕事、店内が広いのでとにかく歩きます。

万歩計で計ったことがあるんですが、大体4時間で15,000歩程歩きます。

震災当時の記録なので今はもう少し落ち着いてると思いますが、大体そんな感じ。

 

また 各自無線を1台持たされて、ご案内や伝票作りが発生すると「〇〇行ける人いませんか~」と無線が飛んでくるのです。

それにどこにいようと我先にと返答して売り場に馳せ参じるわけです。

 

そんなこんなでとにかく歩きます。

何かの論文で発達障害ある人は運動すると症状が落ち着く なんていう、ざっくりだけどそんな内容のものを読んだことがあるので、歩くのは発達持ちにはいいんじゃないかと思います。

これもこの仕事をおすすめする理由の一つ。

 

 

②マニュアルが超充実している

 

どんな細かな作業にもマニュアルがあって、そんなことまで?!と思うほど。

窮屈に感じる人もいるかもしれないけど、空気読んでやったつもりが直されるパターンがないので安心してます。

というか、我々発達ピーポーの普通の感性と一般ピーポーの普通の感性は違いますからね…ハハハ…。

 

そして教育もとっても充実してます。

できることが増えれば半年に1回の査定で時給があがりますから、こちらとしてもできることはどんどん増やしたいわけです。

閑散期にはE-ラーニング視聴や社員からの教育の時間を設けてくれるので、オーダー商品の知識なんかも教えてもらったりします。

 

 

③1日の作業が30分単位で予め決まっている

 

個人的にADHDに向いてると思う一番の理由はこれです。

出勤したら最初に端末でその日の作業の指示を確認します。(ちなみに他の人の作業指示も確認できる)

そしてそれに則って作業を進めていくだけ。

めっちゃ単純明快!わかりやすい!

 

わたし以前某リサイクルショップで働いていたんですが、そこはマニュアルがないから全てが口伝、作業の指示もいきあたりばったりで先が見えない。

 

ASDも入ってると先が見えないことにすごくストレス感じませんか??

これおわったら何するんだろう(そわそわ)みたいな。

それが出勤した時点で退勤するまでの作業が全部わかるんですよ。

いちいち忙しそうな社員を呼び止めなくていいとか、もう利点しかないです。

 

 

④基本的にひとり作業

 

段ボール開梱・陳列はスピード重視なため2人1組でやりますが(これも店舗によってちょっと違ったりする)、その他の作業は基本的にひとりでやります。

 

ひとりで黙々作業すればOK!

人とペースを合わせるのが苦手な発達ピーポーにはうってつけなわけです。

 

某リサイクルショップはカウンター内にみんなで集まって作業するシステムだったので本当にダメでした。

後の⑥にも書きますが、人間関係が濃すぎるところは発達ピーポーには向かないと感じてます。

 

 

⑤シフトの融通が利く

 

わたしは副業をしている関係もあって、平日よりも土日祝、昼間よりも夕方~夜出たかったんですが、店舗側の利害と一致したのもあり希望通りの勤務ができています。

 

休み希望に関しては、やはり通院の面で大きいなと。

わたしが通っているクリニックは先生が月・木しかいないので、どうしてもピンポイントに、それも毎月休まなければならないので助かっています。

ちなみにこの日は友達と遊びたい…なんて時も休み希望出したりしています。

 

 

⑥人間関係がちょうどいい

 

基本的に社内の人間に対してはどんなに偉い人に対してもさん付けです。

逆に社員からパートに対しても必ずさん付けなので、程よい距離感をもって仕事ができます。

社員の定期的な入れ替わりがあるので、風通しがいいのも特徴だと思います。

 

④でもチラっと書きましたが、発達ピーポーは同僚や上司との距離感が近い仕事って向かないと思うんですよね。

人間関係をどうしたらいいかで悩んでしまって、そこにリソースを取られてしまいがちだと思うんです。

TL眺めていても、仕事そのものに悩むよりも、上司や同僚からの目やどう接するのがいいかに悩んでいる人が多いように感じます。

 

 

 

福利厚生が充実しているのは大きな企業の利点だと思います。

 

 

あとは6つの中には書きませんでしたが、得意を伸ばしてくれるところがある会社だと思っています。

あの人はこの作業早いからこれを任せようとか、この人はこの作業が正確だからこれを任せようとか、不得意なところよりも得意なところを見てくれるところがあります。

 

わたしはキビキビ動けない(3年引きこもった後遺症+デブ)かわりに正確性が求められる仕事が得意なので、そういうものをいつも割り当ててもらっています。

 

 

 

以上、総括すると…(突然)

発達ピーポーはある程度規模の大きい会社で、人間関係の濃くないひとり作業が多いところで働くべし!

という結論に達しました。

 

皆さんの働く環境はどうでしょうか??

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